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アイルランドキルケニー

キルケニーでの留学生活:知っておきたい6つの特徴

アイルランドの「中世の宝石」と呼ばれるキルケニーは、美しい城や石畳の街並みが残る魅力的な小都市です。落ち着いた環境で学びたい方にとって理想的な場所ですが、小都市ならではの「独特のルール」も存在するため、事前の準備が成功の鍵を握ります。

1. 「家探し」は最大のミッション

キルケニーには、他の大都市にあるような大規模な学生専用寮がほとんどありません。そのため、一般の社会人と競いながら自分でアパートやシェアハウスを探す必要があります。

  • アドバイス: 非常に物件が少ないため、渡航前から「Daft.ie」などのサイトを毎日チェックしましょう。また、「Digs」と呼ばれるホームステイ型(平日は食事が提供されるが週末は帰宅が必要な場合もある)の契約も一般的です。契約時には「光熱費が含まれているか」「週末も滞在可能か」を必ず確認してください。

2. 「1年生限定」のキャンパスという驚きの事実

キルケニーにある大学(SETUやマイヌース大学)のキャンパスは、実は「2年目以降は別の街へ移動する」ことを前提とした「フィーダー・キャンパス」としての役割が強いです。

  • アドバイス: 「卒業までずっとキルケニーに住む」という計画は難しいかもしれません。1年目はキルケニーで中世の雰囲気を楽しみ、2年目からはウォーターフォードやカーロウといった本校がある街へ引っ越す準備をしておくという、2段階の留学プランを立てるのが賢明です。

3. 初回の手続きは「ダブリン遠征」が必須

2025年1月からの新ルールにより、長期滞在に必須の在留許可(IRP)の初回登録は、ダブリンのオフィスに集約されました。キルケニーに住んでいても、一度はダブリンへ行かなければなりません。

  • アドバイス: これを「隠れたコスト(交通費と時間)」として予算に入れておきましょう。また、登録には 10,000ユーロ(約178万円) 以上の資金証明が必要です。日本で英文の残高証明書と6ヶ月分の明細を準備しておくと、現地での手続きがスムーズになります。

4. 生活費の目安と「光熱費」の落とし穴

家賃を除いた1ヶ月の生活費の目安は、約 715ユーロ(約127,000円) です。キルケニーの物価は全国平均よりわずかに低いですが、油断は禁物です。

  • アドバイス: 試算に含まれる光熱費(80ユーロ)は、古い建物が多いキルケニーでは冬場の暖房代で簡単に跳ね上がります。特に「光熱費別」の物件を借りる場合は、予算を多めに見積もっておきましょう。自炊を中心にし、LidlやAldiといった格安スーパーを賢く利用するのがコツです。

5. アルバイトの時給は「年齢」で変わる

アイルランドでは、20歳以上であれば時給 13.50ユーロ(約2,400円) ですが、19歳や18歳だとそれより10〜20%低く設定される法的ルールがあります。

  • アドバイス: 学生ビザ(Stamp 2)なら週20時間(休暇中は40時間)まで働けますが、特に10代の方は「思ったより稼げない」という事態を避けるため、自分の年齢に応じた時給を計算して予算を組みましょう。観光都市なので、パブやレストランでの求人は見つけやすい環境です。

6. 移動は「Leap Card」で全額半額に!

キルケニー市内は非常にコンパクトで徒歩移動が中心になりますが、市バス(KK1, KK2)も充実しています。ここで絶対に忘れてはいけないのが「学生用Leap Card」の申請です。

  • アドバイス: 19〜25歳、または学生であれば、公共交通機関の運賃が 50%オフ(半額) になります。ダブリンへの買い出しや旅行の際もこの割引が適用されるため、現地に到着して住所が決まったらすぐにオンラインで申請しましょう。

キルケニーに関する豆知識

学習環境:最新の「メイフェア図書館」

2024年にリニューアルしたばかりの Mayfair Library は、留学生の強い味方です。静かな学習スペースはもちろん、無料Wi-Fiや3Dプリンターが使える「Makerspace」も完備されており、大学の枠を超えた学びの場として活用できます。

気候と服装:傘よりも「フード付きジャケット」

キルケニーは「1日に何度も小雨が降る」のが日常です。風が強いため折り畳み傘はすぐに壊れてしまいます。現地の人にならって、防水・防風機能のあるフード付きのしっかりしたジャケットを1着用意しましょう。

治安対策:自転車の盗難に注意

街全体の治安は良好ですが、自転車の盗難だけは頻繁に報告されています。

  • 対策: 高価な新車ではなく中古の自転車を安く手に入れ、自転車本体の価格と同じくらい頑丈な「U字ロック(U-Lock)」を必ず使用してください。

日本の味が恋しくなったら

市内の Asian Spices Store で基本的な醤油や米は手に入ります。ただし、より専門的な食材(納豆や薄切り肉など)が欲しい場合は、月に一度ダブリンのアジアンスーパーへ「買い出し旅行」に行くのが現地の留学生の定番スタイルです。


留学準備に役立つリンク集


まとめ

キルケニー留学は、アイルランドの歴史にどっぷりと浸かりながら、都会すぎない穏やかな環境で自分を磨ける素晴らしい選択肢です。住居確保やダブリンでの登録など、いくつかハードルはありますが、それさえ乗り越えれば、温かい地元の人々と美しい街並みがあなたを待っています。一歩踏み出す勇気を持って、準備を楽しんでくださいね!

※本記事の情報は2025年11月10日時点のリサーチに基づいています。為替レート:1ユーロ=177.90円