マルタ・セントジュリアンでの留学生活:知っておきたい6つの特徴
地中海の陽光が降り注ぐマルタ共和国の中でも、セントジュリアン(St. Julian's)は特別なエネルギーに満ちた街です。
ここは「学び」と「遊び」、そして「ビジネス」が交差するマルタの心臓部。
英語を学ぶ留学生、世界中から集まる観光客、そしてiGaming業界で働くプロフェッショナルたちが行き交い、常に活気に溢れています。
しかし、その華やかさの裏には、家賃の高騰や独特のルールなど、住んでみて初めて分かる「リアル」も存在します。
2025年の最新データを基に、セントジュリアンでの留学生活を成功させるための6つのポイントを紐解いていきましょう。
1. 「眠らない街」の光と影:住む場所は戦略的に
セントジュリアンには、マルタ最大の歓楽街「Paceville(パーチャビル)」があります。夜遅くまでクラブの音楽が響き渡るこのエリアは、遊び場としては刺激的ですが、静かに勉強したい留学生にとっては「騒音」との戦いになることも。
留学生へのアドバイス:
住居選びは「Pacevilleから徒歩15分離れた場所」が正解です。隣接するSwieqi(スウィエキ)やSan Ġwann(サンジュアン)地区なら、静かな住環境とスーパーへのアクセス、そして少し手頃な家賃(それでも高いですが)が手に入ります。地図上で「Paceville」の中心から少し離れたエリアを狙いましょう。
2. 世界一?高騰する家賃と「契約」の落とし穴
正直にお伝えすると、セントジュリアンの家賃はマルタで最も高い水準です。1人暮らしのアパートは月1,500ユーロ(約25万円)を超えることも珍しくありません。多くの留学生はシェアハウスを選びますが、それでも月500〜900ユーロの予算が必要です。
留学生へのアドバイス:
契約時には必ず「この物件は住宅局(Housing Authority)に登録されていますか?」と確認してください。登録されていない「闇契約」だと、滞在許可証(IDカード)が作れず、最悪の場合、不法滞在のリスクさえ生じます。安さよりも「法的安全性」を優先しましょう。
3. バスの魔法「Tallinjaカード」と配車アプリの賢い使い分け
セントジュリアンは交通の要所ですが、バスは頻繁に遅れます。しかし、居住者用のICカード「Tallinjaカード」を作れば、バス運賃が無料になります!これは留学生にとって最大の節約術です。
留学生へのアドバイス:
バスが来ない時や急いでいる時は、無理せず配車アプリ(BoltやUber)を使いましょう。セントジュリアン周辺には常に多くの車が走っており、数分で捕まります。ただし、雨の日や深夜は料金が跳ね上がるので注意が必要です。
4. 自炊派の救世主:アジア食材とゴミ出しルール
外食費が高いこの街では、自炊が生活防衛の鍵です。幸い、セントジュリアンには「Wenzhou(温州スーパー)」があり、醤油や味噌、日本のお米に近い食材が手に入ります。
留学生へのアドバイス:
マルタのゴミ出しルールは厳格です。「燃えるゴミ(黒袋)」「リサイクル(緑/グレー袋)」「生ゴミ(白袋)」で出す曜日が決まっており、間違えると罰金対象になります。入居初日に大家さんから「ゴミ出しカレンダー」をもらい、冷蔵庫に貼っておくのが鉄則です。
5. 90日間の「我慢」とフィンテックの活用
「現地でバイトして稼ごう」と思っているなら、「最初の90日間は働けない」というルールを知っておく必要があります。さらに、現地の銀行口座開設は非常にハードルが高いのが現状です。
留学生へのアドバイス:
現地の銀行(BOVやHSBC)にこだわらず、スマホ銀行の「Revolut(レボリュート)」を活用しましょう。アプリですぐに口座開設でき、給与の受け取りや家賃の支払いもスムーズです。日本にいる間にアカウントを作っておくと、到着初日から「現地人」のように決済できます。
6. 医療費のリアル:保険は「お守り」ではない
マルタの公立病院は、EU市民以外には全額自己負担となります。救急外来に行くだけで数百ユーロ、入院すれば一晩で数万円〜十数万円が請求されます。
留学生へのアドバイス:
ビザ申請のために加入する海外旅行保険は、決して形式的なものではありません。「3万ユーロ以上の補償」は、あなたの生活を守る最低ラインです。風邪程度なら、街の薬局(Pharmacy)にいる医師(GP)に診てもらうのが安上がり(15〜30ユーロ)で早いです。
セントジュリアン周辺の豆知識
- 水の味: マルタの水道水は海水から作られており、独特の塩気があります。飲んでも安全ですが、美味しくはありません。スーパーで大きなボトルを買うか、浄水ポットを使うのが一般的です。
- Wi-Fi事情: カフェや学校のWi-Fiは充実しています。特に「Spinola Bay」周辺のカフェは、海を眺めながら勉強できる最高のスポットですが、人気店は混雑するので午前中が狙い目です。
- 日本との繋がり: 意外かもしれませんが、セントジュリアン周辺には日本文化に関心を持つコミュニティ(MJAなど)があります。イベントに参加すれば、現地の人と深い交流ができるかもしれません。
留学準備に役立つリンク集
- Visa Information - VFS Global
- Central Visa Unit National Visa - Long-Stay Visa - Identità
- checklist - TAQSIMA ĊENTRALI TAL-VIŻA CENTRAL VISA UNIT DOCUMENTATION REQUIRED FOR STUDENT NATIONAL VISA - Identità
- Unlocking Opportunities: Employing Non-EU Nationals in Malta - Jobsplus
- Malta Rental Prices 2025: Apartments vs Houses
- Student Accommodation St. Julian's: Ultimate 2025/26 Guide
- Cost of Living in Malta – A local's guide 2025 - CSB Group
- Cost of living in Malta in 2025: Clothing, Food, Housing & More - Wise
- Open a Revolut account for free
- Opening a bank account in Malta as a UK non-resident - Wise
- Malta Tax ID Number (TIN) Guide - TaxDo
- Foreign patients at Mater Dei: what you need to know - Times of Malta
- St. Julians Pharmacy, San Ġiljan
- Sundays and Public Holiday Schedules - Pharmacy.mt
- The tap water revolution in Malta enters a new phase
- Free Public Transport - infrastruttura
- Personalised tallinja Card - Malta Public Transport
- Bolt 2025 Price List: What's worth knowing about taxi and scooter fares?
- Wenzhou Asian & Latin American Supermarket St. Julians | Wolt | Delivery | Malta
- Waste Collection: Home
- Work With Us - Japanese & Asian Market Representative - ACE English Malta
- Emergency Services (112) - The Malta Police Force
- About Us | Embassy of Japan to Malta - 在マルタ日本国大使館
まとめ
セントジュリアンでの留学は、刺激的で華やかな反面、しっかりとした準備と知識が求められる環境です。
「家賃が高い」「手続きが複雑」といった壁はありますが、それを乗り越えるための情報はここにあります。
賢く準備し、リスクを管理すれば、地中海の青い海と国際的な出会いが待つ、最高の留学生活があなたを待っています。
自信を持って、マルタへの一歩を踏み出してください!
※情報リサーチ日:2025年11月18日