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インドコルカタ

コルカタでの留学生活:知っておきたい6つの特徴

インドの「文化の首都」と呼ばれるコルカタ。かつての英領インドの首都でもあったこの街は、壮麗な歴史的建造物と深い知性が息づくエネルギッシュな都市です。物価の安さはインド主要都市の中でも群を抜いており、世界トップクラスの教育機関が集結しています。しかし、快適に過ごすためには「コルカタならではのルール」を把握しておくことが不可欠。編集長が厳選した、留学前に絶対知っておくべき6つのポイントを解説します。


1. 「インドで最も安全な街」の意外な真実

コルカタは、インド国家犯罪記録局(NCRB)のデータで「4年連続で最も安全な大都市」に選ばれています。強盗や暴力といった身体的な危険性は他の大都市より低いのが特徴です。

  • 注意点: ただし、「安全=油断できる」ではありません。コルカタはサイバー詐欺や旅行者狙いの詐欺(タクシーの誘導や偽エージェント)の拠点としても知られています。
  • アドバイス: 身体の安全は確保しやすいですが、金銭的な守りは固く。「親切すぎる申し出」にはまず疑いを持つ、というインド留学の鉄則を忘れずに。

2. 教育水準は国内トップクラス。エリート学生との切磋琢磨

留学先としてのコルカタの魅力は、その学術的な質の高さにあります。ジャダブプール大学(国内9位)やコルカタ大学(国内12位)など、インドの最高学府が揃っています。

  • 現地の様子: 周囲のインド人学生は、熾烈な全国統一試験を突破してきた超エリートたちです。授業のスピードや課題の量は、日本の大学の平均を大きく上回る可能性があります。
  • アドバイス: 彼らの学ぶ熱量は凄まじいものがあります。刺激を受けながら、グローバルな競争力を養える最高の環境と言えるでしょう。

3. 住まいの賢い選択:最初は「PG(下宿)」が鉄則

コルカタの住まいは、コストパフォーマンスが極めて高いのが特徴。公立大学の寮なら月額わずか数百円というケースもありますが、設備が古く、留学生枠の確保も困難です。

  • おすすめは「PG(Paying Guest)」: 家具・食事・光熱費・Wi-Fi込みで、月額約1万〜4万円(5,000〜20,000 INR)が相場です。
  • メリット: 面倒なインフラ契約が不要で、すぐに生活を立ち上げられます。契約時には「在留登録(FRRO)のための書類提出に協力的か」を必ず大家さんに確認してください。

4. 交通渋滞の救世主「メトロ」と驚異の学割

コルカタは「世界で最も渋滞が激しい都市」の一つ。道路交通は時間が読めないため、通学にはインド最古の歴史を持つ「メトロ(地下鉄)」が必須インフラです。

  • 最強の節約術: 留学生は大学の証明書を提出すれば、メトロの運賃が50%〜60%割引になる専用スマートカードを申請できます。
  • アドバイス: 住居を選ぶ際は、家賃の安さよりも「メトロ駅に徒歩でアクセスできるか」を最優先にすること。これが学業に専念できる時間を確保する最大のコツです。

5. 月3万円で叶う生活と、冬の「空気」への備え

コルカタは、自炊や学食をメインにすれば、家賃を除いた生活費を月額約1.5万〜3.5万円程度に抑えることが可能です。家計には非常に優しい街です。

  • 健康上の注意点: 唯一の大きな課題は、最も気候が快適な「冬(11月〜1月)」に、深刻な大気汚染(スモッグ)が発生することです。
  • 自分事として: 到着時の「空気がきれい」という感覚を過信せず、汚染シーズンに備えて高性能なN95マスクや、自室用の空気清浄機を予算に組み込んでおきましょう。

6. 入国後14日間の「事務手続きロードマップ」

インド留学で最も重要な法的義務が、入国後14日以内に行う外国人登録(FRRO)です。ここには、初心者が陥りやすい「手続きの連鎖」があります。

  • 必勝ルート: 登録には「インドの携帯番号」が必須です。到着したら真っ先に空港でSIMカードを入手しましょう。その足で大学へ行き在籍証明書をもらい、住居の書類を揃えて14日以内にオンライン申請を完了させる。
  • アドバイス: アルバイトは原則「違法」です。収入を当てにせず、全滞在期間の資金を日本で確保してから渡航してください。

コルカタに関する豆知識

学習環境とサードプレイス

  • 州立中央図書館の活用: 州立中央図書館(Ultadanga)は無料Wi-Fiとサイバーコーナーがあり、留学生にとって非常に有用な自習スポットです。
  • ワークフレンドリーなカフェ: 「8th Day Cafe & Bakery」など、Wi-Fiと電源が完備された作業向けカフェが南部エリアを中心に増えています。

日本の味が恋しくなったら

  • オンライン通販の活用: 市内に日本食材店は少ないですが、「StyleDotty」や「MainDish.in」などのオンラインショップが優秀です。日本のお米や味噌、さらには納豆までデリバリー可能。
  • 自衛のパッキング: だしの素やふりかけなど、軽くて価値の高い日本の調味料は日本から持参するのが最もコスパが良いですよ。

週末のリフレッシュ

  • 世界遺産への小旅行: 週末は列車でタゴールゆかりの地「シャンティニケタン」や、ベンガルトラが生息する「スンダルバンス」へ。都会の喧騒を離れ、インドの奥深い文化と自然を体験できます。

留学準備に役立つリンク集


まとめ

コルカタでの留学生活は、時として過酷な渋滞や複雑な手続きに翻弄されることもあるでしょう。しかし、それを乗り越えた先には、インド最高峰の知性と、温かくエネルギッシュな人々との出会いが待っています。「郷に入っては郷に従う」の精神で現地のルールを味方につけ、一歩踏み出せば、そこには想像以上の成長が待っています。あなたの挑戦を、心から応援しています!

※本レポートのリサーチ内容・為替レート(1 INR = 1.88 JPY)は、2025年11月15日時点の情報に基づいています。