アフマダーバードでの留学生活:知っておきたい6つの特徴
インド西部のグジャラート州に位置するアフマダーバードは、世界遺産に登録された旧市街と、世界最高峰の教育機関が共存する、まさに「インドの知性」が集まる街です。穏やかな気候(乾季)と高い教育水準、そして驚くほど手頃な生活費。自分を追い込み、圧倒的な成長を求める日本の学生や社会人にとって、これ以上ない刺激的な環境が整っています。
1. 住まいの最適解は「PG(下宿)」。食事もWi-Fiもコミコミで安心!
アフマダーバードでの生活をスムーズに始めるための合言葉は「PG(Paying Guest)」です。これは、食事、Wi-Fi、光熱費、清掃がセットになった学生・単身者向けの下宿スタイル。
- ここがポイント: 月額約1.1万〜2.7万円(₹6,000〜₹15,000)で、生活に必要なものがすべて揃います。
- アドバイス: 一般のアパートを契約しようとすると、家賃の4〜5ヶ月分という高額な初期費用(デポジット等)や家具の購入が必要になります。まずはPGで現地の友人を増やし、生活に慣れるのが賢明な戦略です。
2. 到着後14日間が勝負!「魔法の鍵」は大学でもらおう。
インド留学で最も重要な手続きが「FRRO(外国人登録)」です。入国後14日以内にオンラインで完了させる義務がありますが、ここには初心者が陥りやすい「鶏と卵」の罠があります。
- 必勝ルート: 到着したら真っ先に大学の国際課へ行き、「在籍証明書(Bonafide Certificate)」を取得してください。これが、銀行口座の開設、SIMカードの契約、そしてFRRO登録のすべてを解禁する「魔法の鍵」になります。
- 注意: 14日の期限を1日でも過ぎるとペナルティが発生します。まずは観光ではなく、事務手続きを最優先しましょう。
3. 交通費を40%オフに!メトロより「高速バス(BRTS)」が賢い選択。
街には最新のメトロも走っていますが、留学生の強い味方は「BRTS(高速バス)」です。道路の中央に専用レーンがあるため、渋滞知らずで快適に移動できます。
- 学割を活用: 大学の証明書を提出すれば、BRTSの運賃がなんと40%割引になります。一方、メトロには現状学生割引がありません。
- アドバイス: 部屋を探すときは、日本の「駅チカ」感覚ではなく、BRTSのバス停へのアクセスを重視して選ぶと、4年間の通学コストを劇的に抑えられますよ。
4. 世界基準の学び。インド最高峰のエリートが集う街。
アフマダーバードには、経営学で国内1位の「インド経営大学院(IIMA)」や、国立デザイン研究所(NID)など、インドのトップ0.1%が集まる超エリート校がひしめいています。
- 現地の様子: 大学図書館は膨大な資料を誇り、真剣に学ぶインド人学生たちの熱量は圧倒的です。
- 学びのヒント: 自分の大学だけでなく、市内の公共図書館も充実しています。静寂が保証された空間で、彼らと切磋琢磨する日々は、あなたの価値観を根底から変えてくれるはずです。
5. 医療事情のリアル。日本語は通じない前提で「通訳」を味方に。
アフマダーバード市内に、日本語で受診できる病院は現状確認されていません。
- 備えが大切: 英語での受診に不安がある場合や、正確な診断が必要なときは、現地の日本語医療通訳サービス(TMLSなど)を頼るのが最も確実です。
- 戦略的アドバイス: 私立病院(Apolloなど)の診察料は、学生の1ヶ月分の雑費予算が吹き飛ぶほど高額です。日本を出発する前に、必ず「通院・入院」をカバーする海外旅行保険に加入し、キャッシュレス対応の病院を確認しておきましょう。
6. 資金計画の鉄則。「アルバイト禁止」を前提にした準備を。
非常に重要な点として、インドの学生ビザ(S-1)では、種類を問わず「アルバイト」が法律で固く禁止されています。
- 現実を知る: 仮に特別な許可を得たとしても、未熟練労働の月収は最大でも約9,000円(₹5,000)程度。生活費の半分も賄えません。
- 応援メッセージ: 「現地で稼げばいい」という考えは捨て、学業に専念できる資金を日本でしっかり確保してきましょう。その分、将来のキャリアに繋がる「インターンシップ」の機会を大学や日印コミュニティで見つけることにエネルギーを注ぐのが正解です。
アフマダーバードに関する豆知識
「禁酒州」という穏やかな環境
グジャラート州は全域が禁酒州です。お酒に頼らない社交(チャイやラッシーを囲む夜)が主流で、ナイトライフが穏やかな分、学術や思索に没頭したい学生にとっては最高の環境です。
酷暑と豪雨、そして「爆速デリバリー」
- 5月は42度超え: 5月の夏は極端に暑く、7月は猛烈な雨が降ります。
- 解決策: そんな時、外に出る必要はありません。「BigBasket」や「Zepto」といったアプリを使えば、生鮮食品から日用品までわずか10分〜20分で玄関まで届けてくれます。このデリバリー文化は日本以上に進化しています。
日本との深い絆
アフマダーバードには、神戸市との友好提携や「日印友情協会(IJFA)」など、非常に活発な日印交流コミュニティがあります。ジャパン・フェスティバルなどのイベントに積極的に顔を出せば、大学の枠を超えた貴重な人脈が築けるはずです。
留学準備に役立つリンク集
- Indian Visa Online(公式ビザ申請サイト)
- e-FRRO(インド内務省 外国人登録ポータル)
- Income Tax Department(PANカード申請)
- Study in India Portal(インド政府 留学生誘致サイト)
- Gujarat University(グジャラート大学公式サイト)
- Ahmedabad University(アフマダーバード大学)
- CEPT University(建築・デザイン・都市計画)
- National Institute of Design (NID)
- Jio(現地プリペイドSIM情報)
- Airtel(現地プリペイドSIM情報)
- Ahmedabad BRTS(高速バス公式サイト)
- Ahmedabad Metro(メトロ公式サイト)
- BigBasket(オンラインスーパー)
- Apollo Hospitals Ahmedabad(私立総合病院)
- Maindish.in(日本食材オンライン通販)
- NIRF(インド政府 大学ランキング)
まとめ
アフマダーバードでの留学生活は、時として過酷な暑さや煩雑な手続きに戸惑うこともあるでしょう。しかし、それを乗り越えた先には、世界屈指の知性と、温かくもエネルギッシュなインドの人々との出会いが待っています。お酒もアルバイトもない環境は、自分自身と向き合い、学びを深めるための「最高の贅沢」でもあります。あなたの挑戦を、心から応援しています!
※本レポートのリサーチ内容・為替レート(1 INR = 1.80 JPY)は、2025年11月15日時点の情報に基づいています。