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インドネシアジャカルタ

ジャカルタでの留学生活:知っておきたい6つの特徴

インドネシアの首都ジャカルタは、東南アジア屈指の巨大都市であり、急速な経済成長の熱気を肌で感じられる刺激的な場所です。一方で、日本では想像しにくい独自のルールや環境リスクも存在します。編集長として、皆さんの不安を解消し、現地での生活を具体的にイメージできる6つのポイントを厳選しました。

1. 【最重要】学生ビザでのアルバイトは「厳禁」

ジャカルタ留学を計画する際、最も注意すべきは法的ルールです。留学生に発給される学生ビザ(E30A)では、いかなる形態の就労も認められていません。

  • 「資格外活動許可」はありません: 日本のように「週に28時間までならバイトOK」という制度は存在しません。
  • 違反のリスク: 万が一、無許可で報酬を得ていることが発覚した場合、強制送還や再入国禁止といった極めて厳しい処分の対象となります。
  • アドバイス: 現地での収入を前提とした資金計画は不可能であることを念頭に、渡航前に十分な予算(生活費証明として最低2,000米ドル程度が必要)を確保しましょう。

2. 「Kost(コスト)」を活用したスマートな住まい選び

ジャカルタの住居は、家具付き下宿の「Kost(コスト)」と、近代的な「アパートメント」の2択が主流です。

  • Kostがおすすめな理由: 家賃に光熱費やWi-Fi代が含まれていることが多く、月々の支払いが定額で予算管理が楽になります。高級な「Kost Eksklusif」なら、AC(エアコン)や室内シャワー完備で月額約2.7万〜3.7万円程度です。
  • デポジットを守る自衛術: 入居初日に壁の傷や水回りの状態を写真や動画で撮影し、家主に送っておきましょう。これが退去時のトラブルを防ぐ唯一の法的根拠になります。

3. 現実的な生活費は「月額5.5万円」がベース

公的な統計では生活費が高く示されることもありますが、留学生の現実的な予算は異なります。

  • UMP(最低賃金)を目安に: ジャカルタの最低賃金は約5.3万円(5.4M IDR)です。これに家賃を加えた月額5.5万〜8万円程度あれば、標準的な学生生活が送れます。
  • Warteg(ワルン・テガル)の活用: 数十種類のおかずから選べる大衆食堂「Warteg」なら、一食100〜250円程度。節約しながら現地の味を楽しむための重要なインフラです。
項目予算目安(月額)備考
食費約1.2万〜2.5万円Wartegや自炊中心なら安価
通信費約1,000円〜2,000円プリペイドSIMのデータ代
交通費約3,000円〜8,000円MRTとバイクタクシーの併用
住居費約2.7万〜4.5万円Kost(光熱費込み)の場合

4. 「幹線鉄道 + バイクタクシー」のハイブリッド移動

ジャカルタは世界的に有名な渋滞都市ですが、現在は公共交通の整備が進んでいます。

  • 移動の黄金ルート: 駅から目的地までの「ラストマイル」を埋めるのは、配車アプリのGojekやGrab(バイクタクシー)です。渋滞をすり抜けられるため、最も機動的です。
  • ICカードは必須: MRTやKRL(通勤鉄道)に乗るには、銀行発行のICカード(e-moneyやFlazz)が必要です。駅で販売されているので、到着後すぐに手に入れましょう。

5. 環境リスクへの「自己防衛」を学業コストと捉える

ジャカルタ生活で避けられないのが、大気汚染と洪水のリスクです。

  • 大気質(AQI)対策: ジャカルタの大気汚染レベルはWHO基準を大幅に超える日が多いです。高性能マスク(N95/KF94)の着用や、自室への空気清浄機設置は、贅沢ではなく学業を継続するための必要経費です。
  • 洪水リスクの確認: 住居を決める前に、必ず「InaRISK」などの洪水リスクマップを確認しましょう。過去の浸水履歴をオーナーに尋ねることも忘れないでください。

6. 安心の「ジャパニーズ・クリニック」を窓口に

体調を崩した際、最初から巨大な総合病院へ行くのはハードルが高いものです。

  • ゲートウェイ・モデル: 「Kizuna Clinic」や「J-Clinic」といった日本語対応クリニックを「最初の窓口」にしましょう。日本人看護師や通訳が在籍しており、必要に応じて高度な私立病院(Siloam等)へ紹介してくれます。
  • 保険は「無制限」が鉄則: 私立病院の入院費は日本よりも高額になるケースがあります。キャッシュレス診療に対応した日本の海外留学保険(救援費用が無制限のプラン)への加入は必須です。

ジャカルタに関する豆知識

勉強場所に困ったら「WFC」カフェへ

ジャカルタ南部(クバヨラン・バル等)には「WFC(Work From Cafe)」文化が根付いており、電源とWi-Fiが完備されたお洒落なカフェが多数あります。一食400円〜のコーヒー代で、図書館代わりに利用できます。

意外な「冷房」の寒さ

屋外は30度を超えますが、モールや大学の教室は18〜20度設定になっていることが珍しくありません。薄手のパーカーやストールは、一年中持ち歩く必須アイテムです。

到着後30日の「インフラ・リンボ」

銀行口座の開設や恒久的なSIMの登録には、居住許可(ITAS)の発行を待つ必要があります。入国から約1ヶ月間は「ツーリストeSIM」と「現金/日本のクレジットカード」で乗り切る準備をしておきましょう。


留学準備に役立つリンク集


まとめ

ジャカルタは、混沌の中に無限の可能性を秘めたエネルギッシュな都市です。大気汚染や厳格なビザルールなど、事前に知っておくべき「現実」はありますが、これらを正しく理解し、対策を立てることで、あなたの留学生活はより安全で充実したものになります。成長し続けるこの街での経験は、間違いなくあなたの将来にとって大きな財産になるはずです。一歩踏み出す勇気を、私たちは心から応援しています!

※本記事の情報は2025年11月11日時点のリサーチ内容に基づいています。
(為替レート:1 IDR = 0.0098 JPY)

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