スラバヤでの留学生活:知っておきたい6つの特徴
インドネシア第二の都市であり、国内有数の名門校が集まる学術都市スラバヤ。近代的なショッピングモールと歴史的な街並みが共存するこの街は、コストを抑えながらも質の高い教育を受けたい日本人留学生にとって、非常にバランスの取れた選択肢です。
(※本記事の情報は2024年11月10日時点のリサーチに基づいています。$1$ IDR = $0.0095$ JPY換算)
1. 国内トップクラスの「国立大学」と手厚い奨学金
スラバヤは、医学や経済に強いアイルランガ大学(UNAIR)や、工学系で国内最高峰のスラバヤ工科大学(ITS)を擁するエリート校の宝庫です。特筆すべきは、留学生向けの「フルファンド奨学金(ADSなど)」の充実ぶり。学費免除に加え、生活費や航空券、さらにはビザ費用までカバーされるパッケージがあり、優秀な人材を世界から誘致しようとする熱意が感じられます。
- アドバイス: 自己資金での留学を考える前に、まずはこれら大学独自の奨学金枠をチェックするのが最優先戦略。管理・金銭面で圧倒的に有利なスタートが切れます。
2. 生活の質を左右する「KITAS(一時滞在許可)」の取得
スラバヤでの市民生活を支えるインフラ(銀行口座、長期SIM、公共バスの支払いアプリ)は、全て移民局が発行する「KITAS」という滞在許可証に紐付いています。これがないと、現地の銀行口座が開けず、結果としてキャッシュレス決済が主流の生活に支障をきたすことになります。
- アドバイス: スラバヤに到着したら、何よりもまず大学の国際課と連携し、最短でKITASの手続きを完了させましょう。これが、あなたのスラバヤ生活を「アンロック」するマスターキーとなります。
3. 「2つの経済圏」を使い分けて賢く予算管理
スラバヤの生活費は、どのような生活を選ぶかで2倍以上の差が出ます。地元の食堂(ワルン)や公共バス(Suroboyo Bus)を中心とした「ローカル経済圏」なら月約1.3万円〜。一方、モールでの食事や配車アプリを多用する「グローバル経済圏」では月約3万円〜が目安です。
- アドバイス: 自炊やワルンで節約しつつ、たまにモールで贅沢をする。この2つの経済圏を意識的に使い分けることが、予算とストレス管理を両立させるコツです。
4. 住まいは「キャンパス徒歩圏内」が鉄則
スラバヤは世界でも有数の交通渋滞都市。10kmの移動に平均26分以上かかることも珍しくありません。一見安価に見える郊外のアパートを選んでも、毎日の通学にかかる「配車アプリ代」と「渋滞で失われる時間」を合わせると、結果的に損をする可能性が高いです。
- アドバイス: 住居(下宿:Kost)は多少割高に見えても大学の徒歩圏内で探しましょう。通学のストレスをなくすことが、勉強や友人との交流時間を最大化する一番の近道です。
5. 「アルバイトは厳禁」法律と詐欺のリスク
インドネシアの学生ビザでは、いかなる形態の有償労働も厳格に禁止されています。「日本語教師」などの非公式な誘いがあっても、決して乗ってはいけません。
- アドバイス: 違法な就労は国外退去のリスクがあるだけでなく、「楽に稼げる」という謳い文句のオンライン詐欺の格好の標的になります。「現地で稼いで生活費を補う」という計画は捨て、100%準備した資金のみで渡航する覚悟が必要です。
6. 極端な「温度差」への健康対策
「インドネシアで最も暑い都市」の一つと言われるスラバヤですが、屋内の冷房は非常に強力(設定温度20度前後も!)です。外の猛暑と中の極寒を繰り返すと、自律神経を崩しやすくなります。
- アドバイス: どんなに暑い日でも、通学カバンには必ず「薄手の長袖パーカー」やストールを入れておきましょう。一見矛盾するように見えますが、これがスラバヤで健康を維持するための最も合理的な対策です。
スラバヤに関する豆知識
空気質への配慮
スラバヤは工業都市としての側面もあり、大気汚染(PM2.5)が健康に影響を及ぼすレベルになる日があります。喘息などの既往症がある方は、自室に空気清浄機を設置することを「予防的投資」として検討しましょう。
日本の味が恋しくなったら
西スラバヤには「パパヤ(Papaya Fresh Gallery)」という、日本人御用達のスーパーがあります。日本の調味料や納豆、お刺身まで手に入るため、食生活で困ることはありません。併設のダイソーも非常に便利です。
週末のリフレッシュ
スラバヤの熱気に疲れたら、週末は車で数時間の高原リゾート(トラワスやパチェット)へ。涼しい気候と森林に囲まれた環境で、勉強の疲れをリセットするのがスラバヤ留学生の定番です。
留学準備に役立つリンク集
- Universitas Airlangga (アイルランガ大学)
- Airlangga Development Scholarship (UNAIR奨学金)
- Institut Teknologi Sepuluh Nopember (スラバヤ工科大学)
- ITS Global Excellence Scholarship (ITS奨学金)
- Direktorat Jenderal Imigrasi (インドネシア移民総局)
- Dinas Kependudukan dan Pencatatan Sipil Kota Surabaya (居住登録)
- Telkomsel Tourist SIM情報
- IKEA Surabaya (家具・日用品)
- Minato Clinic Surabaya (日本語対応可能クリニック)
- 在スラバヤ日本国総領事館
- Rumah123 (スラバヤ住居検索)
まとめ
スラバヤは、インドネシアの急成長するエネルギーを肌で感じながら、最高水準の学びを得られる素晴らしい場所です。手続きの順序を守り、現地のルール(特に就労禁止!)を尊重することで、安全で充実した留学生活を送ることができます。一歩踏み出した先にある、新しい自分との出会いを心から応援しています!