メダンでの留学生活:知っておきたい6つの特徴
インドネシア第三の都市であり、スマトラ島の玄関口であるメダン。熱帯の活気と多様な文化が混ざり合うこの街は、名門大学が立ち並ぶ「学びの拠点」でもあります。初めての土地への不安をワクワクに変える、メダン留学のリアルな特徴をご紹介します。
(リサーチ日:2025年11月11日)
1. 北スマトラの誇り「USU」で国際的な学びに触れる
メダン留学の核となるのは、北スマトラ大学(USU)などの名門国立大学です。USUは世界ランキングにも名を連ねる権威ある大学。2025年には留学生向けの専用ラウンジやサービスセンターも新設され、ビザ手続きなどのサポート体制が劇的に向上しています。
- アドバイス: 行政手続きは大学の「国際課(IAO)」に全面的に頼ることができます。専門スタッフがビザ申請をガイドしてくれるので、独りで悩まず、まずはIAOの門を叩いてみましょう。
2. 月5〜7万円で叶う「ゆとりある」学生ライフ
メダンの生活費は、日本の都市部と比べると非常にリーズナブルです。家具付きの個室(Kost)の家賃中央値は約1.9万円。自炊と外食を組み合わせた標準的な生活費が約4万円強なので、月額トータルで6万円前後あれば十分に充実した生活が送れます。
- アドバイス: 「安さ」だけを追求するなら月3万円代も可能ですが、安全と快適さを考え、エアコンや室内バスルーム完備の物件を選ぶのが、学習効率を維持するコツです。
3. 「渋滞」を制する者がメダン生活を制する
メダンの交通渋滞は非常に深刻で、特に大学(USU)の正門前は市内屈指の混雑ポイントです。車での通学は時間通りにいかないことが常態化しています。
- アドバイス: メダンでのQOL(生活の質)を左右する最大の戦略は、「大学の徒歩圏内に住むこと」です。毎日の通学ストレスをなくすだけで、勉強や交流に使える時間が大幅に増えますよ。移動には小回りの利くバイクタクシー(Gojek/Grab)を賢く活用しましょう。
4. 「KITAS」取得がメダン生活の真のスタート
入国後に取得する一時滞在許可証(KITAS)は、あなたの「魔法のカード」になります。これがないと、正規の銀行口座開設や長期利用SIMカードの契約、さらには便利な納税番号(NPWP)の取得もできません。
- アドバイス: メダンに到着したら、何よりも優先して入国管理局へ行き、KITASへの切り替えを行いましょう。これさえ完了すれば、ようやく「観光客」ではなく「居住者」としての便利な生活インフラがすべて整います。
5. 美食の街で「日本の味」もすぐそばに
メダンはインドネシア随一の「グルメの街」です。濃厚なスープのソト・メダンや、学生に人気の安価な屋台(Warung)が至る所にあります。また、日本の味が恋しくなっても大丈夫。日系スーパー「パパヤ」があり、日本の調味料や刺身まで手に入ります。
- アドバイス: ローカルフードは1食200円程度と激安ですが、お腹を壊さないよう最初は清潔な店から徐々に慣らしていきましょう。パパヤはオンライン配送(Tokopedia)も対応しているので、重いお米や調味料の調達に便利です。
6. 治安と「夜のルール」を徹底する
大都市ゆえ、治安には注意が必要です。客観的なデータでも犯罪報告が多い地域があり、特に「Begal」と呼ばれる路上強盗には警戒が必要です。
- アドバイス: 夜間の一人歩き、特に特定の危険エリア(スンガル地区、テンブン地区など)への訪問は厳禁です。移動は必ず配車アプリの「車」を使い、在留届を提出して総領事館からの安全情報を常にチェックする習慣をつけましょう。
メダンに関する豆知識
モールが「第三の居場所」
メダンの猛烈な暑さ(紫外線指数は最高レベルの11!)と渋滞を避けるための避難所が、近代的で涼しいショッピングモールです。Sun PlazaやDeliparkは、単なる買い物場所ではなく、学生同士の交流や勉強の場(カフェ)として機能する、生活に欠かせないインフラです。
週末は世界最大の火山湖へ
勉強に疲れた週末は、車で数時間のトバ湖や、冷涼な高原リゾートのブラスタギへ。世界最大のカルデラ湖であるトバ湖の絶景は、日本では決して味わえない圧倒的な癒やしを与えてくれます。
アルバイトの禁止について
インドネシアの学生ビザは、法的に就労が一切禁止されています。申請時に「仕事をしない」という誓約書を出す必要があり、違反すると国外退去などの重い罰則があります。資金計画は、日本での準備(奨学金や自己資金)のみで立てることが絶対条件です。
留学準備に役立つリンク集
- インドネシア移民局 (Direktorat Jenderal Imigrasi)
- インドネシア電子ビザ申請サイト (eVisa)
- 在メダン日本国総領事館
- USU 国際課 (IAO)
- USU SMI (国際学生選抜案内)
- UNIMED 国際課 (KUI) / BIPAプログラム
- Telkomsel Tourist SIM情報
- Rumah123 (メダン住居検索)
- Papaya Fresh Gallery (Tokopedia内 公式ショップ)
- Regus メダン (コワーキングスペース)
- インドネシア気象庁 (BMKG)
- 北スマトラ州最低賃金情報 (Dealls)
- 空港鉄道 Railink 情報 (detikcom)
まとめ
メダンは、力強いエネルギーに満ちた街です。深刻な渋滞や治安への配慮など、日本とは異なるルールに最初は戸惑うかもしれません。しかし、大学のIAOや総領事館などの公式なサポートを最大限に活用し、現地の文化を尊重して飛び込めば、そこには美食と温かい人々に囲まれた最高の学び場が待っています。あなたのメダン留学が、人生を変える素晴らしい冒険になるよう応援しています!