マカッサルでの留学生活:知っておきたい6つの特徴
インドネシア東部の拠点都市マカッサル。活気あふれる港町でありながら、国内屈指の国立大学を擁する「教育の街」としての顔も持っています。ジャカルタのような大都会とも、バリのようなリゾートとも違う、等身大のインドネシアに浸りながら学問に打ち込みたい方に最適な留学先です。
(リサーチ日:2025年11月10日 / 為替レート:1 IDR = 0.0095 JPY基準)
1. 東インドネシア最高峰「ハサヌディン大学」での学び
マカッサル留学の核となるのは、インドネシアを代表する名門国立大学、ハサヌディン大学(通称:Unhas)です。広大なキャンパスには「ジャパン・コーナー」が設置されており、日本に興味を持つ現地学生との交流が盛んです。
- 留学生へのアドバイス: Unhasの国際課(IO)は非常に組織的で、到着後の1週間は空港の出迎えから警察・移民局の手続きまで手厚くサポートしてくれます。英語能力の証明に加え、インドネシア語(BIPA)の習得が求められるため、語学と専門科目をバランスよく学べる環境が整っています。
2. 月5万円以下で叶う、経済的な学生ライフ
マカッサルの生活費は、日本の都市部と比べると驚くほどリーズナブルです。家賃を除いた基本的な生活費(食費・通信費・交通費など)は、月額約3万円程度に収まります。
- 留学生へのアドバイス: エアコン付きの個室下宿(Kost)の家賃目安は約1万円。これに生活費を合わせても、月4万〜5万円あれば「標準的な留学生ライフ」を十分に楽しめます。ただし、マカッサルの気候は湿度が非常に高いため、快適な睡眠と学習環境のために「エアコン付きの部屋」を選ぶのが絶対条件です。
3. 日本の梅雨以上の「湿度」への対策
マカッサルは年間を通じて気温が25〜28度前後で安定していますが、最大の特徴は85〜93%という高い湿度です。これは日本の真夏や梅雨時期をも上回るジメジメとした環境が続くことを意味します。
- 留学生へのアドバイス: 綿やリネンなど、通気性と速乾性に優れた夏服が1年中必須です。また、この高湿度はカビや熱中症の原因にもなりやすいため、室内ではエアコンを活用し、こまめな水分補給を心がけるなど、日本以上に徹底した健康管理が求められます。
4. 移動の主役は「配車アプリ」と「近代的バス」
市内交通は、バイクタクシー(Ojek)のシェアが圧倒的です。また、政府が導入した近代的でクリーンな公共バス「Teman Bus」が市内の主要スポットを網羅しています。
- 留学生へのアドバイス: Teman Busは1回約44円と非常に安価ですが、現金が一切使えません。電子マネーカードやQRコード決済(QRIS)が必須です。また、マカッサルの道路は狭く渋滞が激しいため、授業や約束の際は時間に余裕を持って「Gojek」や「Grab」のバイクタクシーを呼ぶのが最も効率的です。
5. 到着直後の「手続きの壁」を賢く乗り切る
インドネシア留学で最も注意が必要なのが、到着後の「空白期間」です。銀行口座の開設や長期SIMカードの契約には、滞在許可証(KITAS)が必要ですが、その発行には入国から2〜3週間かかる場合があります。
- 留学生へのアドバイス: この期間は「現地の銀行口座がないのでQR決済が使えない」「長期SIMがないので外でネットが使えない」といった不便に直面します。対策として、当面をしのぐ十分な現金(ルピア)を持ち、空港でツーリストSIMを確実に確保しましょう。国際デビットカード(Wiseなど)も強い味方になります。
6. 高い防犯意識で「軽犯罪」を防ぐ
マカッサルは比較的穏やかな街ですが、日本と同じ感覚で過ごすのは禁物です。特に、バイクに乗った二人組による「ひったくり」が日常生活圏で発生しています。
- 留世話へのアドバイス: 在スラバヤ日本総領事館も警告している通り、「道路側にカバンを持たない」「夜間は徒歩移動を避け、必ず配車アプリで車を呼ぶ」といった基本的なルールを徹底してください。現地警察は犯罪が減少傾向にあるとしていますが、留学生が狙われやすいスリや詐欺には常に警戒が必要です。
マカッサルに関する豆知識
ショッピングと日本食材
- 巨大モールが生活ハブ: 「パナクカン・スクエア」や「トランス・スタジオ・モール」には、スーパー(Lotte Martなど)や映画館、レストランが集結しており、週末の憩いの場になります。
- 日本食材の工夫: 残念ながらマカッサルには日系の専門スーパー(パパヤなど)はありません。基本的な調味料以外は、ジャカルタからのオンライン通販(Tokopediaなど)を活用するのがマカッサル在住者の定番です。
週末のデトックス
- ラマンラマンの絶景: 市内から約1時間の場所に、世界最大級のカルスト地帯があります。ボートで川を上りながら眺める奇岩群は圧巻です。
- マリノの避暑地: 市内の蒸し暑さに疲れたら、高原リゾート「マリノ」がおすすめ。涼しい気候の中で松林を散策したり、イチゴ狩りを楽しんだりできます。
緊急時の強い味方「112」
- 統合緊急ダイヤル: 警察、消防、救急のすべてを一本化した緊急番号「112」をスマホに登録しておきましょう。ハサヌディン大学病院もキャンパス内にあり、高度な救急サービスを提供しています。
留学準備に役立つリンク集
- ハサヌディン大学 国際課 (Unhas International Office)
- Unhas 留学生向け学費リスト
- インドネシア移民総局 (Direktorat Jenderal Imigrasi)
- 在インドネシア日本国大使館
- 在マカッサル領事事務所 安全情報
- インドネシア気象気候地球物理庁 (BMKG) マカッサル予報
- Teman Bus (公共バス情報)
- Wise (海外送金・デビットカード)
まとめ
マカッサルは、高い湿度や複雑な手続きといったハードルはありますが、それを補って余りある人々の温かさと豊かな食文化、そしてアカデミックな刺激に満ちた街です。大学のサポートをフル活用し、ルールを守って一歩踏み出せば、あなたの人生を彩る忘れられない留学体験が待っています。マカッサルでの新しい挑戦を、心から応援しています!