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アメリカボストン

ボストンでの留学生活:知っておきたい6つの特徴

世界最高峰の教育機関が集結し、「アメリカの知性」と称されるボストン。歴史的な街並みと活気ある学生文化が融合したこの街は、学びを志す人にとって最高の舞台ですが、生活面では特有のルールや注意点も。あなたの留学を成功させるために不可欠な、現地のリアルな6つのポイントを解説します。

1. 住宅選びの罠:「家賃+光熱費」で考える

ボストンの家賃は全米トップクラスに高く、市内の平均家賃は約3,200ドル(約48万円)に達します。ここで最も注意すべきは「光熱費別(Utilities not included)」の物件が非常に多いことです。マサチューセッツ州はエネルギーコストが高く、特に冬場の暖房費は月数百ドルに跳ね上がることもあります。古い建物は断熱性が低い場合が多いため、内見時には暖房の方式(ガス、電気、ヒートポンプなど)を確認し、家賃の安さだけで判断しないのが賢明な選び方です。

2. 交通の要「T」:路線の信頼性を見極める

公共交通機関MBTA(通称「T」)は、地下鉄やバスが網羅されており便利です。しかし、路線によって信頼性に大きな差があります。特にボストン大学(BU)方面へ走る「グリーンライン」は遅延や運休が悪名高く、通学に余計なストレスがかかることも。一方で、2025年8月からは金・土曜の深夜2時まで運行が延長されるなど、週末の利便性は向上しています。移動時間を「自分事」として捉え、住むエリアを選ぶ際はGoogleマップなどでリアルな所要時間を確認しておきましょう。

3. 日本人留学生を狙う「家賃詐欺」に警戒を

残念ながら、渡米前の土地勘がない留学生を狙った「家賃詐欺」が多発しています。SNSなどで相場より格安な物件を提示し、内見前に「電信送金(Wire Transfer)」でデポジットを要求する手口です。一度送金すると取り戻すのは極めて困難です。対策として、現物を自分の目(または信頼できる代理人)で確認するまで絶対に送金しないこと、そして大学が提供する検証済みの住宅データベースを活用することを強くおすすめします。

4. 大学によって異なる「成績評価」の現実

ボストンの大学間では、成績の付け方に極端な差があることを知っておきましょう。例えば、ハーバード大学は「成績インフレ」傾向にあり、多くの学生がA評価を得る一方で、ボストン大学(BU)は「成績デフレ」で知られ、評価が非常に厳格です。将来の就職や大学院進学でGPA(成績平均値)が重視される場合、この評価文化の違いが大きな影響を与える可能性があります。自分の選ぶ大学がどのような評価基準を持っているか、事前にリサーチしておくことが大切です。

5. 高額な医療費と「SHIP」保険の仕組み

アメリカの医療費は驚くほど高額です。マサチューセッツ州法により、留学生は大学の健康保険プラン(SHIP)への加入が義務付けられており、年間約3,500〜4,700ドル(約53〜70万円)の保険料がかかります。さらに、保険に入っていても「自己負担上限(Out-of-Pocket Maximum)」が年間約9,200ドル(約138万円)に設定されているケースもあり、万が一の大病や怪我に備えた予備費を予算に組み込んでおく必要があります。

6. スーパーの「使い分け」が生活費を左右する

食費を抑えるコツは、スーパーの階層を理解することです。「Market Basket」や「Trader Joe's」は安価で学生の強い味方ですが、都市部に多い「Star Market」などは価格が非常に高い傾向にあります。日本食材が恋しくなったら、ブルックラインにある「Maruichi」や、セントラルスクエアの韓国系スーパー「H Mart」が頼りになります。週に一度、安いスーパーでまとめ買いをする習慣をつけるだけで、月々の生活費を大きく節約できます。

ボストンに関する豆知識

嬉しい法改正!仲介手数料の負担が変更に

2025年8月1日の法改正により、家主側が手配した不動産業者の仲介手数料(Broker Fee)を借主(学生)が支払うことが禁止されました。以前は初期費用として家賃1ヶ月分を請求されるのが常態化していましたが、現在は自分で業者を雇わない限り、この費用を支払う必要はありません。契約時に不当な請求がないか必ずチェックしましょう。

自転車は「車両」。厳しい夜間ルール

ボストンではシェアサイクルのBluebikesが普及していますが、自転車の走行ルールは厳格です。特に夜間走行時は、白色フロントライトと赤色リアライトの点灯が法律で義務付けられています。また、他人に頼まれて自分のアカウントで自転車を貸し出した結果、紛失料1,200ドル(約18万円)を請求される詐欺も報告されているため注意が必要です。

降雪時の「スペースセーバー」文化

冬のボストンでは「スノー・エマージェンシー」が宣言されると、路上駐車が厳しく制限されます。住民が自分で雪かきをして確保した駐車スペースに、椅子やコーンを置いて場所取りをする「スペースセーバー」という独特の文化がありますが、これは宣言中および解除後48時間のみ許可されるルールです。

留学準備に役立つリンク集

まとめ

ボストンは、厳しい寒さや高い生活費といったハードルはありますが、それ以上に得られる知的刺激と国際的なネットワークは一生の財産になります。2025年の最新ルールを味方につけ、しっかりと準備を整えれば、不安はワクワクへと変わるはず。歴史あるこの街で、あなたの新しい物語をスタートさせてください。応援しています!

※リサーチ日:2025年11月5日

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