マーティンでの留学生活:知っておきたい6つの特徴
テネシー州マーティンは、テネシー大学マーティン校(UTM)を中心に回る、全米でも典型的な「学園都市」です。大都市のような喧騒がなく、学業に集中するには最高の環境ですが、地方都市ならではの生活のコツが必要。初めての海外生活でも安心してスタートを切れるよう、現地のリアルな情報を整理しました。
(※リサーチ日:2025年12月17日時点の情報。1ドル=153円で換算)
1. 賢い住まい選び:「ベッド単位」の契約と大学内アパート
マーティンの住環境は、大学運営の「オンキャンパス」か民間の「オフキャンパス」に分かれます。特に注目したいのが、家族連れや自立した生活を望む方に人気のUniversity Courts。月額約618ドル(約94,554円)からと手頃で、大学が管理する安心感があります。
一方、民間のアパート(The NestやThe Stationなど)は、日本では珍しい「Per Bed Lease(ベッド単位契約)」が主流。ユニット内のキッチンは共有ですが、契約は個人ごとなので、万が一同居人が家賃を滞納しても自分に影響はありません。家具付き物件も多く、セットアップの手間が省けるのが魅力です。
2. 生活費のリアル:月10万円〜15万円の予算設計
マーティンは全米平均より物価が低い地域ですが、近年のインフレと円安の影響で、日本人にとっては「驚くほど安い」わけではありません。
家賃を除いた1ヶ月の生活費は、自炊中心で約600〜900ドル(約91,800〜137,700円)が目安。特に夏の電気代(空調費)や、急な外食での出費に備えておきましょう。学内の「ミールプラン」を契約すると、テネシー州の消費税(約9.75%)が免除される場合があるため、積極的に活用を検討してください。
3. 日本食材の確保術:ネット通販と週末の買い出し旅行
残念ながら、マーティン市内で本格的な日本食材を手に入れるのは至難の業です。
そこで留学生の強い味方になるのが、アジア系ネットスーパー「Weee!」です。調味料や冷凍食品を自宅まで届けてくれます。また、車で2時間のメンフィスまで足を伸ばせば、大型の国際スーパーで鮮魚や日本食が手に入ります。学期に数回、車を持つ友人と一緒にメンフィスへ「買い出しツアー」に出かけるのが、現地留学生の定番の楽しみ方です。
4. 治安と自然災害:車上荒らし対策と「竜巻」への備え
マーティンは比較的安全ですが、日本とは異なる注意点があります。最も多い犯罪は「車上荒らし」や「空き巣」。車内にカバンを置いたままにしない、短時間の外出でも施錠を徹底する、といった基本的な自衛が欠かせません。
また、テネシー州で避けて通れないのが竜巻(トルネード)のリスクです。3〜5月と11〜12月は特に警戒が必要です。
「Tornado Warning」が発令されたら、すぐに窓のない部屋や地下へ避難できるよう、NOAA(米国海洋大気庁)の気象アプリを必ずインストールしておきましょう。
5. 移動手段の確保:空港送迎サービスを逃さない
マーティンには電車や路線バスがほとんどありません。最大の難関は、最寄りのナッシュビル国際空港(車で2.5〜3時間)からの移動です。タクシーやUberを使うと4〜6万円以上の高額になることも。
最もおすすめなのは、大学の国際課が提供する空港ピックアップサービス(有料)を利用すること。指定日限定ですが、これにフライトを合わせるのが最も安全で確実な到着方法です。日常の買い物は、徒歩圏内のアパートを選ぶか、自転車を用意するのが現実的です。
6. 学内での成長:アルバイトとSSNの取得
留学生(F-1ビザ)でも、キャンパス内であれば週20時間までの就労が可能です。図書館の受付や日本語チューターなどの仕事があり、時給は8〜10ドル(約1,224〜1,530円)程度。
学内バイトの最大のメリットは、給料以上にソーシャル・セキュリティー・ナンバー(SSN)の申請資格が得られることです。SSNは米国の信用情報の基盤となるため、将来的に米国でキャリアを築きたい方や、現地での手続きをスムーズにしたい方にとって、大きな一歩となります。
マーティンに関する豆知識
気候と服装のアドバイス
テネシー州の夏は日本のように蒸し暑く、冬は氷点下まで冷え込みます。
- 夏: 室内は冷房が非常に強いため、薄手のパーカーが必須です。
- 冬: 厚手のダウンジャケットが必要ですが、建物内は暖かいため脱ぎ着しやすい格好がおすすめ。
お得な学生割引
金曜日は「Orange and Blue Fridays」。大学のスクールカラーを身につけたり、学生証(Skyhawk Card)を提示したりすることで、地元のハンバーガーショップやカフェで10〜15%の割引が受けられます。
銀行口座の開設
大学近くのRegions Bankは、25歳以下の学生向けに口座維持手数料が無料になるプランを提供しています。即時送金サービス「Zelle」に対応しているため、友人との割り勘もスムーズです。
留学準備に役立つリンク集
- University Courts | UT Martin (大学内アパート詳細)
- The University of Tennessee - Martin Housing Costs (寮費・食費データ)
- The Nest - Martin TN (民間アパート情報)
- International Admission | UT Martin (留学生向け入学・資金証明案内)
- Tuition and Costs | UT Martin (学費・諸費用)
- Regions Bank (学生向け銀行口座)
- Weee! (アジア系食材通販)
- UTM Athletics - Orange and Blue Fridays (学生割引情報)
- Handshake | UT Martin (学内アルバイト求人)
まとめ
マーティンは、派手な娯楽こそ少ないものの、温かいコミュニティと学業に没頭できる環境が整った素晴らしい場所です。「車がない」「日本食がない」といった課題も、大学のサービスやネット通販を賢く使えば必ず乗り越えられます。事前準備をしっかり整えて、テネシーでの実りある留学生活へ一歩踏み出しましょう!応援しています。