ピスカタウェイでの留学生活:知っておきたい6つの特徴
ピスカタウェイは、全米屈指の名門公立大学「ラトガース大学」のメインキャンパスを擁する学園都市です。ニューヨークへのアクセスも抜群でありながら、緑豊かな環境でトップレベルの教育を受けられる、日本人留学生にとって非常に魅力的なエリアです。
1. 「パブリック・アイビー」で学ぶ誇りと高い教育水準
ラトガース大学(ニューブランズウィック校)は、全米の公立大学で第15位にランクインする、いわゆる「パブリック・アイビー」の一角です。
非常に優秀な学生が集まるエリート校であり、学術的な競争は激しいですが、その分、卒業後のキャリア価値は絶大です。2023年のデータでは、留学生の初任給(中央値)が約80,000ドル(約1,200万円)に達しており、専攻分野でしっかり実力をつければ、世界を舞台にした活躍が現実的な目標となります。
2. キャンパス間の移動は「無料バス」が生命線
ラトガース大学のキャンパスは広大で、ピスカタウェイ側(理系のBusch、ビジネス系のLivingston)とニューブランズウィック側(文系のCollege Aveなど)に分かれています。
この間を移動するために欠かせないのが、大学が運営する無料の学内バスです。
- アドバイス: 授業の合間にキャンパスを移動する場合、バスの混雑や渋滞を考慮して「最低45分〜1時間」の空き時間を確保するのが賢明です。「PassioGO」というアプリでバスの現在地をリアルタイムで追跡するのが、ラトガース生の日常です。
3. 日本食に困らない!驚きの買い物環境
海外生活で一番の不安要素である「食」についても、ピスカタウェイ周辺は非常に恵まれています。
隣町のエディソンには、巨大な韓国系スーパー「H-Mart」があり、日本の調味料、お米、薄切り肉、お刺身まで手に入ります。
- アドバイス: 車を持っていない学生のために、大学(ISSS)が無料の「ショッピング・シャトル」を運行しています。これを利用すれば、日本と変わらない食卓を再現することができ、ホームシックの予防にも繋がります。
4. 賢い住居選び:休暇中の「閉鎖」に注意
大学寮(オンキャンパス)に住む場合、一つだけ大きな注意点があります。
一般的な寮(Residence Hall)は、冬休みや春休みの期間中、完全に閉鎖されることがあります。
- アドバイス: 一時帰国をしない予定の留学生は、休暇中も滞在可能な「大学アパートメント(Livingston Aptsなど)」を優先的に選びましょう。また、学外のアパートを契約する際は、大学の「学生法務サービス(RUSLS)」で弁護士に契約書を無料でチェックしてもらえるという、留学生に嬉しい特権があります。
5. 米国の高額医療を賢く乗り切る「学生保健センター」
アメリカの医療費は非常に高額ですが、ラトガース大学の学生保険(SHIP)を正しく使えば安心です。
体調を崩した際、いきなり街の病院へ行くのではなく、まずは学内の「学生保健センター(SHC)」を受診してください。
- アドバイス: SHCで受診すれば、原則として自己負担なしで治療を受けられる仕組みになっています。日本語での説明が必要な場合は、近隣の大規模病院が提供している無料の電話通訳サービス(Japanese Interpreter)を遠慮なくリクエストしましょう。
6. キャリア形成の罠:CPTとOPTのルール
卒業後にアメリカでの就労を目指すなら、ビザのルールを正しく理解しておく必要があります。
在学中にインターンシップ(CPT)を行うことができますが、フルタイムで累計12ヶ月以上働いてしまうと、卒業後の就労許可(OPT)が取れなくなるという「罠」があります。
- アドバイス: 「在学中のインターンは、フルタイムCPTが1年を超えないように管理する」ことが、将来アメリカで長く働くための絶対条件です。キャリア支援センター(CES)を活用し、戦略的にインターンを選んでいきましょう。
ピスカタウェイに関する豆知識
渡航直後の必須ミッション
- SEVISチェックイン: 米国到着後、すぐに大学の「RGlobalポータル」からオンラインで行います。これを忘れると不法滞在扱いになる可能性があるため、何よりも最優先で行ってください。
- SSN(社会保障番号)の取得: 学内アルバイトが決まった場合のみ申請可能です。銀行口座の開設やクレジットカード作成がスムーズになるため、機会があればぜひ取得に挑戦しましょう。
治安と安全対策
- ピスカタウェイは比較的安全: 中流階級が多い郊外の町ですが、日本と同じ感覚で「ドアの鍵をかけない」のはNGです。
- 緊急警報システム: 大学の「RU-Alert」に登録しておくと、悪天候や近隣の事件情報がリアルタイムでスマホに届きます。
税務申告の義務(収入ゼロでも必要!)
- アメリカに1日でも滞在した留学生は、たとえ収入がゼロであっても、毎年IRS(内国歳入庁)に書類(Form 8843)を提出する法的義務があります。これを怠ると将来のビザ更新に響く可能性があるため、大学が提供するサポートツールを活用して忘れずに提出しましょう。
留学準備に役立つリンク集
- Rutgers Global - Current Students
- International Student Services - Rutgers Global
- Admitted and Incoming Students | Rutgers Global
- Rutgers Students Cost of Attendance - Scarlet Hub
- Academic Calendar - Rutgers University
- Rutgers University Libraries - Book a Space
- Japanese Student Association (JSA) - Rutgers
- Student Legal Services (RUSLS) - Rutgers
- Off-Campus Living & Community Initiatives
- Student Health Insurance Plan (SHIP)
- Career Exploration and Success (CES)
- NJ Transit - Trip Planner
まとめ
ピスカタウェイでの留学生活は、全米トップクラスの学びと、日本人にとって住みやすい環境が両立した素晴らしい選択肢です。手続きやルールは複雑に感じるかもしれませんが、大学のサポート体制は非常に充実しています。一歩踏み出せば、そこにはあなたの可能性を大きく広げる最高のステージが待っています。応援しています!
(※リサーチ日:2025年11月12日)
(※為替レート:1 USD = 150 JPY として算出)