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イギリスワルサール

ワルサールでの留学生活:知っておきたい6つの特徴

イギリス・ウェストミッドランズ州に位置するワルサールは、伝統的な産業の歴史と現代の利便性が共存する街です。バーミンガムへのアクセスの良さと、リーズナブルな生活費を両立させたい留学生にとって、非常に現実的で魅力的な選択肢となります。

(※本記事の情報は、2025年12月12日時点のリサーチデータに基づいています)

1. 「完全デジタル化」されたビザ管理:eVisaへの移行

2025年以降に渡英する方が最も注意すべき点は、ビザ(在留資格)の証明方法が完全にデジタル化したことです。これまで主流だったプラスチック製のカード「BRP(生体認証居住許可証)」は廃止されました。

  • アドバイス: 入国後はオンラインの「UKVIアカウント」で自分のステータスを確認します。アパートの契約やアルバイトの採用時には、オンラインで発行する「シェアコード」を提示する仕組みです。渡航前に必ずアカウントへのアクセスを確認し、スマートフォンでいつでも証明できるように準備しておきましょう。

2. 賢い住まい選び:大学寮が「最強の選択肢」である理由

ワルサールの魅力は、ロンドンやバーミンガム中心部に比べて家賃が圧倒的に安いことです。しかし、近年の光熱費高騰を考えると、民間アパートよりも大学寮(University Accommodation)を強くおすすめします。

  • アドバイス: ウォルバーハンプトン大学のワルサールキャンパス周辺の寮は、週約119ポンド(2025/26年度)と格安で、光熱費やWi-Fi料金がすべて含まれています。民間の場合は「英国在住の保証人」を求められることが多く、数ヶ月分から1年分の家賃を前払いする必要があるため、まずは安心・安全な寮から生活をスタートさせるのが正解です。

3. 治安の現実と「エリア選び」の重要性

ワルサールは工業都市としての顔を持つ一方、エリアによって治安の差が激しいという特徴があります。家賃の安さだけで住む場所を決めるのは禁物です。

  • アドバイス: 比較的安全と言われる「アルドリッジ(Aldridge)」や、緑豊かな「パークホール(Park Hall)」、大学周辺が居住には適しています。一方で、プレック(Pleck)やカドモア(Caldmore)などのエリアは、夜間の一人歩きを避けるなど警戒が必要です。日本とは異なり「歩きスマホ」はひったくりの標的になりやすいため、常に周囲への意識を忘れないようにしましょう。

4. 20分の鉄道旅でバーミンガムへ:優れた交通アクセス

ワルサール単体では日本的な楽しみは限られますが、英国第二の都市バーミンガムへのアクセスが非常にスムーズです。

  • アドバイス: ワルサール駅からバーミンガム・ニューストリート駅までは直通列車で約20〜25分。1日約70本以上運行しているため、平日は静かなワルサールで学び、週末は都会でショッピングや日本食を楽しむというメリハリのある生活が送れます。バスを利用する場合は「Swiftカード」というICカードやコンタクトレス決済を準備しておくとスムーズです。

5. 医療の備え:GP登録と「渡航前の歯科治療」

イギリスの医療制度(NHS)は、留学生も追加費用なし(処方箋等を除く)で利用できますが、事前の手続きが必須です。

  • アドバイス: 到着後、すぐに最寄りのGP(かかりつけ医)に登録してください。体調を崩してからでは予約が取れず苦労します。特に注意が必要なのが「歯科」です。現在、イギリスではNHSの歯科予約が極めて困難で、私費診療(非常に高額)になるケースが大半です。歯の治療は、必ず日本で完璧に済ませてから渡航しましょう。

6. 2025年4月からの最低賃金アップと就労環境

学生ビザ保持者は、学期中に週20時間までの就労が認められています。2025年4月から最低賃金が改定され、家計の助けになるチャンスが増えています。

  • アドバイス: 21歳以上の最低賃金は時給12.21ポンドに引き上げられました。ワルサール市内ではスーパーや倉庫などの求人が中心ですが、日本語を活かした仕事を探すなら、バーミンガムまで視野を広げるのが得策です。早めに「国民保険番号(NI Number)」を申請して、働く準備を整えましょう。

ワルサールに関する豆知識

皮革産業の歴史と「サドラーズ」

ワルサールはかつて「皮の都」と呼ばれ、乗馬用の鞍(サドル)を作る職人の街として栄えました。地元サッカーチームの愛称も「The Saddlers」です。現在も皮革博物館(Walsall Leather Museum)があり、職人技を間近で見ることができます。

市民の憩いの場、ワルサール・アルボレタム

市街地からすぐの場所にある「ワルサール・アルボレタム(Walsall Arboretum)」は、非常に美しい広大な公園です。ビクトリア様式の庭園や湖があり、勉強の合間のリフレッシュやランニングに最適です。日中は治安も良く、多くの家族連れで賑わいます。

日本コミュニティへのアクセス

残念ながらワルサール市内に日本人コミュニティはほぼありません。しかし、隣のバーミンガム大学には「日本文化ソサエティ(Japan Society)」があり、他大学の学生も参加できるイベントが開催されます。孤独を感じたら、少し足を伸ばして新しい繋がりを作ってみるのがおすすめです。


留学準備に役立つリンク集


まとめ

ワルサールでの留学は、しっかりとした情報収集と準備さえあれば、コストを抑えつつ充実した学びを得られる素晴らしい機会になります。初めての海外生活で不安もあるかと思いますが、「住む場所」と「健康管理」を優先的に整えれば、あとはイギリスならではの歴史ある風景と新しい出会いがあなたを待っています。一歩踏み出す勇気を、心から応援しています!