アンブルサイドでの留学生活:知っておきたい6つの特徴
世界遺産「湖水地方」のど真ん中にキャンパスがあるという、英国でも唯一無二の環境です。大自然に囲まれた静かな環境で学びたい方にとって、これ以上ない最高のロケーションと言えるでしょう。
(※本記事の情報は2025年12月12日時点のリサーチに基づいています)
1. 住まいは「大学寮」が絶対的な安心材料
アンブルサイドは超人気観光地のため、民間の賃貸物件は観光客向けが主流で、学生向け物件は非常に少なく、家賃も高めです。そのため、日本人留学生には大学が管理する「学生寮」を強くおすすめします。
特筆すべきは、寮費に光熱費、Wi-Fi、家財保険がすべて含まれている点です。英国ではエネルギー価格が高騰していますが、定額制なら冬場の暖房費を気にせず過ごせます。「Helvellyn」や「Wansfell Hall」などは週108ポンド〜とコストパフォーマンスも抜群。まずは寮の確保を最優先に動くのが、賢い留学準備の第一歩です。
2. 移動の主役は「バス」!魔法のパスを使いこなそう
この街に鉄道駅はありません。移動の生命線は「Stagecoach」社が運行するバスになります。特に555番路線は「湖水地方の背骨」と呼ばれ、買い物や観光に欠かせないルートです。
留学生なら、迷わず学生専用の年間バスパス「UniRider(ユニライダー)」を購入しましょう。年間約500ポンドと一見高く感じますが、これ一枚でカンブリア州全域、さらには近隣の州まで乗り放題になります。週末に少し足を伸ばして隣町へ行くのも、このパスがあれば交通費を気にせず楽しめます。
3. 「小さな町」での買い物サバイバル術
アンブルサイドには大型スーパーがなく、Tesco ExpressやCo-opといった小型店が中心です。これらは便利ですが、価格は「観光地価格」で少し割高。日々の食費を抑えるなら、バスで20分ほどのウィンダミアにあるスーパーまで買い出しに行くといった工夫が求められます。
また、日本食材は町内ではほぼ手に入りませんが、心配はいりません。「Japan Centre」などのオンラインスーパーを活用してまとめ買いし、寮まで配送してもらうのが現地の留学生の定番スタイルです。
4. 銀行は「デジタル」と「郵便局」をフル活用
驚くかもしれませんが、現在アンブルサイドには主要銀行の支店がありません。対面での手続きには隣町まで行く必要があります。
そのため、渡英後は店舗を持たないデジタル銀行(MonzoやRevolutなど)を開設するのが非常にスムーズです。スマホアプリで完結し、友人との割り勘も簡単。町中心部の郵便局(Post Office)が銀行代理業務を行っているので、現金の引き出しなどはそこで済ませることができます。キャンパス内は完全キャッシュレスなので、カード決済が基本になると覚えておきましょう。
5. 医療体制:事前の「GP登録」が命綱
英国の医療制度(NHS)を利用するには、到着後すぐに地元の診療所(GP:Ambleside Health Centre)に登録することが不可欠です。
注意が必要なのは、町の中に大きな救急病院(A&E)がないことです。重い怪我や急病の際は、車で40分以上かかるケンダルやランカスターの病院へ搬送されることになります。万が一に備え、自分の症状を英語で伝えられるよう、基本的な医療英語を少しだけ予習しておくと、いざという時の不安を大きく減らせます。
6. 装備は「傘」ではなく「本気の防水ジャケット」
湖水地方の美しさを支えているのは、実は「雨」です。英国でも特に雨が多い地域で、冬場は日照時間も短くなります。
ここで重要なのは、傘はほとんど役に立たないということ。風が強く、すぐに壊れてしまうからです。現地では、GORE-TEXなどの高品質な防水ジャケットを通学着として愛用するのが正解です。「雨を楽しむ」くらいの気持ちで、お気に入りのアウトドアウェアを日本から持参しましょう。
アンブルサイドに関する豆知識
キャリアを積めるアルバイト環境
観光地であるメリットは、学生向けの求人が豊富なことです。
- ホスピタリティ職: カフェやホテル、レストランでの接客・清掃など、求人は常にあります。
- ナショナル・トラスト: 地域の自然保護団体での仕事も、この地ならではの貴重な経験になります。
- 最低賃金: 21歳以上なら時給11.44ポンド(約2,230円)から。学期中は週20時間まで働けるので、生活費の足しにすることが可能です。
2025年からの「eVisa」完全移行に注意
これまでのプラスチック製カード(BRP)は廃止され、滞在許可はすべてデジタル管理(eVisa)になっています。入国前に自分のステータスがスマホ等で確認できるよう、UKVI(英国移民局)のアカウント設定を確実に済ませておきましょう。
坂道との戦い「The Struggle」
キャンパスへの道は、地元で「The Struggle(苦闘)」と呼ばれるほどの急坂です。毎日の通学自体がちょっとしたトレーニングになりますが、頂上から見える湖水の景色は、その疲れを吹き飛ばしてくれるほど格別ですよ。
留学準備に役立つリンク集
- Ambleside accommodation - University of Cumbria
- Best Student Accommodation In Ambleside and Grasmere
- Accommodation for International Students - MyCumbria
- Ambleside Student Accommodation - Student SpareRoom
- Cost Of Living In Lancaster 2025: Student Budget & Expense Guide
- Stagecoach Corporate Travel Scheme (UniRider info)
- NatWest Student Living Index 2025
- Halls Handbook University of Cumbria
- Ambleside Post Office Finder
- International Welcome Guide | MyCumbria
- Tesco Express Ambleside
- Co-op Food Ambleside
- Booths Windermere
- The Wasabi Company (Japanese Ingredients)
- SushiSushi
- Japan Centre Online
- Stagecoach Lakes Ticket Guide
- University of Cumbria Ambleside Campus Info
- Ambleside Health Centre - NHS
- Urgent Treatment Centre - Westmorland General
- UK Government: Updates on the move to eVisas
- Met Office: Ambleside Climate Data
まとめ
アンブルサイドでの留学は、都会の喧騒を離れ、英国の伝統的な美しさと自然にどっぷりと浸かることができる、またとないチャンスです。最初は「不便さ」に驚くこともあるかもしれませんが、それを「この地ならではの楽しみ」に変えられるのが、アンブルサイド留学の醍醐味。しっかり準備を整えれば、世界遺産の中での毎日は、あなたの人生にとってかけがえのない宝物になるはずです。あなたの挑戦を、心から応援しています!