ラムズゲートでの留学生活:知っておきたい6つの特徴
英国唯一の「ロイヤル・ハーバー(王立港)」を持つラムズゲートは、歴史的な街並みと美しいビーチが魅力の港町です。ロンドンまで最速75分という利便性を持ちながら、海辺のリゾートらしい開放的な学習環境が整っています。2026年の最新事情を踏まえ、失敗しないための6つのポイントを編集長が解説します。
1. 英国随一の日照時間と「ロンドンまで75分」の贅沢
ラムズゲートは英国でも特に日照時間が長い地域として知られ、明るく穏やかな気候が特徴です。さらに、高速鉄道「High Speed 1」を利用すれば、ロンドンのセント・パンクラス駅までわずか1時間15分。
編集長のアドバイス: 平日は静かな海辺で勉強に集中し、週末はロンドンで最新のカルチャーに触れるという、オンとオフを切り替えた理想的な生活が可能です。16-25 Railcardを購入すれば、鉄道運賃が1/3割引になるのも見逃せません。
2. 「2025年賃借人権利法」で変わった家賃のルール
2026年に渡航する皆さんが最も注意すべきは、新法「Renters’ Rights Act 2025」の影響です。以前は保証人がいない留学生は「半年分の家賃前払い」で契約できましたが、現在は1ヶ月分を超える前払いが法的に禁止されています。
- ここがポイント: お金を積んで信用を買う手法が使えなくなったため、家主はより厳格に「英国在住の保証人」を求めます。
- 対策: 日本の家族は保証人になれないため、「Housing Hand」などの保証人代行サービスの利用がほぼ必須となります。早めにサービスの登録準備を進めましょう。
3. 治安データから見る「住んではいけないエリア」
ラムズゲートは観光地ですが、実はケント州平均より犯罪率が高めという「荒い」側面も持っています。
- 回避推奨エリア: Newington(ニューイントン)地区は、地元のフォーラムでも治安の不安が頻繁に指摘されるエリアです。
- 夜間の注意点: 週末の夜の港周辺(Harbour Parade)は、アルコール関連のトラブルが増えるため、一人歩きは避けましょう。
編集長のアドバイス: 家賃の安さだけで内陸部の物件を選ばず、多少高くても治安の安定した海沿いのエリアを選ぶのが、安全な留学生活への投資です。
4. 完全デジタル化された「eVisa」への対応
2026年現在、プラスチック製の在留カード(BRP)は完全に廃止されています。あなたの滞在許可はすべてクラウド上の「eVisa」で管理されます。
- 実務的な対応: 部屋を借りる際やアルバイトを始める際は、スマホで「シェアコード(Share Code)」を発行して相手に送る必要があります。
物理的なカードがないため、UKVI(移民局)のアカウント管理と、常にオンラインでステータスを証明できる準備が生命線となります。
5. 「超硬水」による肌荒れと家電のトラブル
サネット地区の水質は、石灰岩層を通った「超硬水」です。日本の軟水に慣れた私たちには、これが意外なストレスになります。
- 生活への影響: 洗髪後の髪のキシキシ感や、肌の乾燥・痒みが発生しやすいため、硬水用シャンプーや高保湿クリームが必要です。
- 必須アイテム: 電気ケトルに石灰が急速に付着して故障の原因となるため、ブリタ(Brita)などの浄水ポットは到着後すぐに購入すべき必須アイテムです。
6. 2025年4月改定の「最低賃金」と仕事探し
2025年4月の改定により、最低賃金が引き上げられました。21歳以上なら時給 £12.21(約2,380円)からスタートできます。
- 求人の特徴: 観光地であるため、パブやカフェでの接客業(バリスタなど)の求人が豊富です。
- 収入目安: 学生ビザの制限内(週20時間)で働いた場合、月収は約£976(約19万円)となり、生活費の大部分をカバーすることも夢ではありません。
ラムズゲートに関する豆知識
医療アクセスとGP登録
英国の医療(NHS)は登録制です。到着後すぐに「The Grange Practice」などの地元の診療所(GP)に登録しましょう。
万が一の際、日本語での診察が必要な場合はロンドンの「ジャパングリーンメディカルセンター」などへ移動する必要がありますが、これらは全額自己負担となるため、留学生保険への加入を強く推奨します。
日本食材のサバイバル術
町内のスーパー(Tesco等)には醤油や寿司米程度の基本食材しかありません。
- おすすめ: 隣町のブロードステアーズにある「The Rueanthai Shop」がアジア食材を扱っていますが、本格的な日本の調味料や納豆は、ロンドンの「Japan Centre」などのオンライン通販を利用して宅配してもらうのがラムズゲート在住者の定番です。
地域の足「Thanet Loop」
ラムズゲート、マーゲート、ブロードステアーズの3つの街をぐるぐる回るバス「Thanet Loop」は非常に優秀。10分間隔で運行しており、これさえあれば車がなくても不自由しません。
留学準備に役立つリンク集
- Average Cost to Rent a Room (2025)
- SpareRoom Ramsgate (シェアハウス探し)
- Zoopla Ramsgate Rentals (不動産検索)
- Rightmove Ramsgate (不動産検索)
- Renters' Rights Act 2025 Summary
- Housing Hand (保証人代行サービス)
- RentGuarantor (保証人代行サービス)
- Visit Ramsgate (観光・エリア情報)
- CrimeRate Ramsgate (治安統計)
- Police.uk Thanet (治安情報)
- GOV.UK eVisa Guide (デジタルビザ)
- UKCISA eVisas information
- NHS GP Registration (Grange Practice)
- Thanet District Council (住民税免除)
- South East Water (水質情報)
- EcoFlow Average Energy Bill UK (光熱費目安)
- National Minimum Wage rates (2025)
- Aldi Recruitment (求人)
- Japan Centre Online (日本食材通販)
- Trainline (鉄道予約・価格検索)
- Stagecoach Bus (バス定期券)
(注:本記事の情報は2025年12月時点の調査データに基づいています。為替レート:£1=195円)
まとめ
ラムズゲートでの留学生活は、英国ならではの美しい海辺の景色と、デジタル化が進んだ最新の社会システムが共存する、非常に刺激的な体験になるはずです。2025年の新法により家探しには少し工夫が必要になりましたが、事前に保証人代行サービスなどの準備をしておけば大丈夫。この美しい港町が、あなたの新しい挑戦の最高の舞台となることを心から応援しています!