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ケント州(カンタベリー&メドウェイ)での留学生活:知っておきたい6つの特徴

英国の庭園と称される美しいケント州。歴史的な街並みのカンタベリーと、再開発が進む湾岸エリアのメドウェイは、ロンドンへのアクセスの良さと質の高い教育環境を兼ね備えた、日本人留学生に非常に人気の高い地域です。2025年、大きな転換期を迎える英国での生活をスムーズに始めるためのポイントをまとめました。

1. 2025年は「デジタル元年」!ビザ管理はスマホで完結

2025年以降に渡航する方が最も注意すべきなのは、在留資格の完全デジタル化(eVisa)です。これまでのプラスチック製カード(BRP)は廃止され、すべてオンラインで管理する仕組みに変わりました。

  • アドバイス: アルバイトを始める際や家を借りる際は、スマホで「シェアコード」を発行して相手に提示することになります。物理的なカードが届かないことに不安を感じるかもしれませんが、これが今の標準です。渡航前にUKVIのアカウント設定を確実に済ませておきましょう。

2. 「光熱費込み」の寮を選んで、インフレから家計を守る

英国では依然として生活コストが高止まりしています。特に冬場の暖房費は、個人契約だと月額£100(約2万円)を超えるリスクがあります。

  • アドバイス: 初めての留学なら、電気・ガス・水道・Wi-Fiがすべて家賃に含まれる「Bills Included」の大学寮、または民間学生寮(PBSA)を強くおすすめします。支払額が毎月一定なので、為替や物価の変動に一喜一憂せず、学業に集中できる環境を確保できます。

3. 日本人留学生の天敵「超硬水」への徹底対策

ケント州の水質は、英国の中でもカルシウム分が非常に多い「超硬水」に分類されます。対策なしで生活すると、肌の乾燥や髪のゴワつき、さらには抜け毛に悩まされる日本人が少なくありません。

  • 具体的な対策: 現地のAmazonなどで「Water Softener Shower Head(軟水シャワーヘッド)」を2,000〜4,000円程度で購入し、到着後すぐに交換しましょう。また、シャワー後はAveenoなどの高保湿クリームで全身をケアするのが現地の鉄則です。

4. カンタベリーとメドウェイ、治安の「傾向と対策」

カンタベリーは観光地として比較的穏やかですが、メドウェイ(チャタムやジリンガム)の一部エリアには注意が必要です。

  • 注意点: カンタベリーでは夜間の公園(Dane John Gardensなど)は避けるのが常識です。メドウェイでは、再開発された湾岸エリア(Victory Pierなど)は安全ですが、一部の住宅街(Luton Roadなど)は夜間の独り歩きを推奨しません。エリアごとの「昼と夜の顔」を把握し、移動にはUberを活用するなど、基本的な自衛意識を持ちましょう。

5. 「UniRider」と「Railcard」で移動費を賢く節約

英国の交通費は高いと思われがちですが、学生向けの割引を使い倒せば話は別です。

  • お得なコツ: バスならStagecoach社の学生専用パス「UniRider」が必須。これ一枚でケント州内の移動が格安になります。また、ロンドンへ最速53分で結ぶ高速鉄道(HS1)を利用する際は、必ず「16-25 Railcard」を作ってください。運賃が常に1/3オフになり、2〜3回の往復で元が取れてしまいます。

6. 日本食材の宝庫「Starry Mart」という安心感

「日本食が恋しくなったらどうしよう」という不安は、カンタベリーでは無用です。市内にある大型アジアンスーパー「Starry Mart」には、日本のお米、醤油、味噌、冷凍食品などが驚くほど充実しています。

  • 耳寄り情報: 2025年現在、お米の価格が上昇傾向にありますが、ここではイタリア産の日本米など、手頃な代替品も見つかります。また、時給約£12.21(約2,400円)からのアルバイト収入を賢く使えば、週に一度の日本食パーティも十分可能です。

ケント州に関する豆知識

住民税(カウンシル・タックス)の罠

英国では住居ごとに住民税がかかりますが、学生のみの世帯は「全額免除」になります。ただし、自動的には免除されません。入居後すぐに大学から証明書をもらい、市議会(Council)のサイトからオンライン申請するのを忘れないでください。これを怠ると、ある日突然、数十万円単位の請求書が届いてパニックになることも!

「1日の中に四季がある」天候

ケント州は比較的温暖ですが、天気が非常に変わりやすいのが特徴です。傘は強風で壊れやすいため、英国人はあまり使いません。防水機能付きのフード付きジャケット(マウンテンパーカーなど)が一枚あれば、雨が降ってもスマートに対応できます。

警察登録はもう不要です

古いガイドブックには「入国後に警察署で登録が必要」と書かれていることがありますが、この制度は2022年に廃止されました。現在は、住所変更などをオンラインで届け出るだけでOK。警察署へ出向く手間が省けるようになったのは、留学生にとって嬉しいニュースです。


留学準備に役立つリンク集


まとめ

ケント州での留学生活は、歴史ある伝統と現代的な利便性が共存する、刺激的な毎日になるはずです。デジタル手続きや硬水対策など、事前の知識さえあれば決して怖いことはありません。困ったときは大学のサポートや現地の日本人コミュニティ(JSoc)を頼ることもできます。美しい「英国の庭」で、あなたの新しい物語を始めてみませんか?

※本記事の情報は2025年12月7日時点のリサーチに基づいています。
(為替レート:1 GBP ≒ 195円として算出)