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カナダヨークトン

ヨークトンでの留学生活:知っておきたい6つの特徴

カナダ・サスカチュワン州の大草原に位置するヨークトン。大都市のような華やかさはなくとも、農業と物流の拠点として活気があり、地域全体で新生活を支える温かさがある街です。2023年にカレッジが合併し「サンクレスト・カレッジ」として新たにスタートした今、この地で「自立した留学生活」を送るためのリアルな情報を、編集長の視点で厳選してお届けします。

1. 「学生寮がない」からこそ試される、住まい探しの戦略

ヨークトン留学で最も注意すべき点は、メインの教育機関であるサンクレスト・カレッジに学生寮が存在しないことです。

  • 自力での家探し: 留学生は民間のアパートやホームステイを自分で確保する必要があります。
  • 賢い選択: 1ベッドルームは約$850(約9.3万円)が相場ですが、2ベッドルームを友人とシェアすれば1人$500前後まで抑えられます。
    【アドバイス】 多くの物件で暖房と水代は家賃に含まれますが、電気代は別というケースが一般的。冬の暖房が電気式の場合、請求額が跳ね上がるリスクがあるため、契約前に「暖房費込み(Heat included)」かどうかを必ず確認しましょう。

2. サスカチュワン州の特権!「無料」で受けられる公的医療

留学生にとって最大の安心材料は、州の医療制度です。

  • サスカチュワン・ヘルス・カード: 6ヶ月以上の就学許可証を持つフルタイム学生は、州の公的医療保険に無料で加入できます。
  • 診察・入院がカバー: 医師の診察や病院での治療が無料になるこの制度は、他の州にはない大きなメリットです。
    【アドバイス】 ただし、歯科治療や処方薬は対象外。また、カードが届くまでの約1ヶ月間は無保険になるため、日本からの海外旅行保険は必ず用意して渡航してください。

3. 「マイナス40度」を生き抜く、現地のサバイバル術

ヨークトンの冬(11月〜3月)は過酷です。体感温度がマイナス40度を下回る日もあり、日本の防寒着では太刀打ちできません。

  • レイヤリング(重ね着): 「汗を逃がす肌着」「体温を溜めるフリース」「風を遮る丈の長いダウン」の3層構造が基本。
  • 足元の投資: 雪道を歩くための断熱・防水スノーブーツは、到着後に現地(Sport ChekやMark's)で「マイナス40度対応」のものを購入するのが正解です。

4. 進化した「サンクレスト・カレッジ」での学び

2023年の合併により、旧パークランド・カレッジは「サンクレスト・カレッジ」へと生まれ変わりました。

  • 地域密着型の教育: ビジネス、技術職、看護など、地域で必要とされる実践的なプログラムが豊富です。
  • 手厚いサポート: 留学生専任のアドバイザーがおり、ビザや履修、さらには寮がない中での住居探しについてもZoom等で親身に相談に乗ってくれます。
    【アドバイス】 合併直後のため、現地での看板やウェブサイトに旧名が残っていることがありますが、正式書類はすべて「Suncrest College」で統一されています。混乱しないよう注意しましょう。

5. バスがない日曜日の救世主「Booker Rides」

車社会のヨークトンでは、公共交通機関は「最低限」と考えたほうがよいでしょう。

  • バスの限界: 市内バスは1時間に1本程度。さらに、日曜・祝日は完全に運休してしまいます。
  • 配車アプリの台頭: Uberはありませんが、地域密着型の「Booker Rides」というアプリが普及し、夜間や休日の強い味方となっています。
    【アドバイス】 徒歩圏内にスーパーがあるエリアに住むか、この配車アプリを使いこなすことが、ヨークトン生活を快適にする鍵です。

6. 孤独を解消する「ニューカマー・センター」の存在

初めての地方都市生活。不安を解消してくれるのが「East Central Newcomer Welcome Centre」です。

  • 強力なバックアップ: 英語の会話サークルやボランティア紹介、生活のセットアップまでを無料でサポートしてくれます。
  • コミュニティの輪: ここに登録することで、世界中から集まった他の移民や留学生と繋がることができ、孤独感を解消しやすくなります。
    【アドバイス】 到着後すぐ、ここを訪れてみてください。現地の「安いスーパー」や「評判のよいクリニック」など、ネットにはない生の情報が手に入りますよ。

ヨークトンに関する豆知識

歴史に刻まれた日系人の功績

ヨークトンにある精神医療センター(現在の地域ヘルスセンターの一部)は、日系カナダ人の建築家、和泉潔(イズミ・キヨシ)氏が設計に携わったことで知られています。当時の最先端の設計思想は今も語り継がれており、日本とヨークトンの意外な歴史的繋がりを感じることができます。

冬の運動不足は「ガラガー・センター」で解消

極寒の冬、外で運動するのは困難です。そんな時に全住民が集まるのが、プールやアリーナを備えた複合施設「ガラガー・センター」。ここでアクティブに過ごすことが、冬のメンタルヘルスを保つ秘訣です。

日本の味はレジャイナへの遠征で

街に「Yorkton Asian Store」があり、基本的な調味料やインスタント麺は揃います。しかし、本格的な日本食材や特定のブランド品が恋しくなったら、車で2時間の州都レジャイナまで買い出しに行くのが現地の留学生たちの定番イベントです。


留学準備に役立つリンク集


まとめ

ヨークトンでの留学は、華やかな都会とは違う「本当のカナダ」の強さと温かさに触れる旅になります。学生寮がない、冬が厳しいといった壁はありますが、それを乗り越える過程で、あなたは驚くほどたくましく成長するはずです。無料の医療保険や充実したニューカマー支援など、味方になってくれる制度もたくさんあります。大草原の静かな街で、あなただけの新しい物語を始めてみませんか?

※本記事の情報は2026年1月13日時点のリサーチに基づいています。