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プエルトガレラ– category –

フィリピンプエルトガレラ

プエルトガレラでの留学生活:知っておきたい6つの特徴

世界で最も美しい湾の一つに数えられるプエルトガレラ。「ダイバーの聖地」として名高いこの地は、セブやマニラのような都市型留学とは一味違う、大自然と共生する学びの場です。
しかし、ここは単なるリゾートではありません。インフラの脆弱さと向き合いながら生活を組み立てる「サバイバル能力」も同時に試される場所です。美しい海に囲まれたこの地で、賢く、逞しく学ぶために知っておくべき6つのリアルをお伝えします。

1. 住居選びの絶対条件は「発電機」の有無

プエルトガレラ留学における最大のリスク、それは「電力」です。この地域は慢性的な電力不足に悩まされており、計画停電や突発的な停電(ブラウンアウト)が日常茶飯事です。
家賃の安さだけで月4,000ペソ(約1万円)の学生寮を選ぶと、夜に扇風機が止まり、Wi-Fiも繋がらない過酷な夜を過ごすことになります。多少家賃が高くても(月25,000ペソ〜/約6.6万円〜)、ソーラーシステムや自家発電機を備えたコンドミニアムを選ぶことが、学習時間を確保するための「最良の投資」となります。

2. 「教室は海」ダイビングと英語のハイブリッド学習

ここは座学だけで終わる場所ではありません。プエルトガレラには世界レベルのダイビングインストラクター開発センター(PADI CDC)が集結しており、多くの留学生が「英語で」専門スキルを学んでいます。
教科書英語ではなく、命に関わる機材の操作や安全管理を英語で叩き込まれる環境は、実践的なコミュニケーション能力を飛躍的に高めます。週末はホワイトビーチで遊ぶだけでなく、プロフェッショナルなスキル習得に挑戦できるのがこの地の最大の魅力です。

3. ビザ更新は「州都への小旅行」と割り切る

長期滞在の壁となるのがビザ更新です。残念ながらプエルトガレラ町内には入国管理局の機能がなく、手続きのためには州都「カランパン(Calapan)」まで行く必要があります。
ジープニーに揺られて片道約2時間、往復と待ち時間を含めれば丸一日の大仕事です。これを「面倒な事務手続き」と捉えず、「ローカルの生活を覗く小旅行」として楽しむマインドセットが必要です。なお、学校に通うための許可証(SSP)は必須であり、観光ビザだけで授業を受けるのは違法なので注意しましょう。

4. 医療は「初期対応」のみ。保険は搬送費用重視で

島の医療機関は「診療所レベル」です。風邪や軽い怪我なら対応できますが、手術が必要な大怪我や重病の場合、ボートやヘリコプターでマニラなどの大病院へ緊急搬送されることになります。
この搬送費用は数百万円単位になることもあります。クレジットカード付帯の保険だけでなく、「緊急医療搬送(Medical Evacuation)」を無制限、または高額カバーする保険への加入は、パスポートと同じくらい重要な命綱です。

5. 「観光客価格」と「現金主義」の経済学

移動手段のトライシクルには「観光客価格(スペシャル)」と「現地価格(レギュラー)」が存在します。貸切にされると数百ペソ請求されますが、相乗りなら20〜30ペソで移動可能です。
また、停電時はATMが停止し、カード決済もできなくなります。常に数日分の生活費を現金(ペソ)で手元に置いておくこと、そして細かい小銭を用意しておくことが、ストレスのない生活を送るための知恵です。

6. インフラの救世主「Starlink」を探せ

光回線の普及も進んでいますが、安定性はまだ発展途上です。そこで救世主となっているのが衛星インターネット「Starlink」です。
カフェや宿を選ぶ際は、「Starlink導入済み」かどうかが一つの品質基準になります。特にオンラインで仕事や授業を受ける必要がある人は、宿のWi-Fiだけでなく、バックアップとしてStarlinkのあるカフェの場所を事前に把握しておくことを強くお勧めします。

プエルトガレラに関する豆知識

  • 日本食は「貴重品」
    スーパーで手に入る日本食材は醤油やインスタント麺程度です。こだわりの調味料や日本のお菓子は、日本から持参するか、マニラの日本食材店まで買い出しに行く必要があります。
  • 「ちょっとアルバイト」は強制送還
    ダイビングショップやリゾートで「手伝ってくれたらタダにするよ」と誘われても断ってください。学生ビザやSSPでの就労は厳格に禁止されており、発覚すれば強制送還対象です。
  • 移動はレンタルバイクが最強
    坂道の多いプエルトガレラでは自転車は不向きです。長期滞在なら月極でスクーターをレンタル(交渉して月数千ペソ〜)すると、行動範囲が劇的に広がります。

留学準備に役立つリンク集

  • 入国管理局 (Bureau of Immigration) オンラインサービス
    https://e-services.immigration.gov.ph/
  • Island Water (バタンガス-プエルトガレラ間のフェリー)
    https://pamasahe.com/routes/batangas-puerto-galera-island-water-schedule-fares
  • Asia Divers (PADI CDC・ダイビングスクール)
    https://asiadivers.com/gopro/about-gopro/
  • BADLADZ (長期滞在向けアパートメント情報)
    https://www.badladz.com/puerto-galera-apartments-for-rent/
  • ORMECO (現地の電力会社・停電情報)
    https://www.ormeco-inc.com/power-advisory/

まとめ

プエルトガレラでの留学は、すべてが便利に整った環境ではありません。しかし、停電対策を考えたり、現地の人とトライシクルの値段交渉をしたり、そうした「不便」を乗り越える経験こそが、あなたの語学力と人間力をたくましく成長させてくれるはずです。
準備さえ万全なら、目の前に広がるのは世界屈指の美しい海。オンとオフを全力で楽しみたいあなたを、プエルトガレラは待っています!


※リサーチ実施日:2025年11月19日